駐車場の種類としては平面的に設置するものと立体的に設置するものがあります。平面的な場合にはそれほどコストも掛かりませんし、必要な申請も最小限で済みます。一方で立体的に作る場合には機械式のものもありますし、建物内に設ける自走式のものもあり、平面的に設置するよりも基準が厳しいものとなっています。立体的なので駐車できる台数が多いメリットがあり、特に都心部など地価が高い地域などでよく見られます。
しかし従来の方法で作るとなると基準が厳しいためコストも大幅に掛かります。このような問題を解決したのが国土交通大臣が認定する駐車場です。これは認定される、またはされている型式のものを作ることで耐火被覆の免除、消火設備の簡易化、建築確認申請の簡略化などが行なえ、この結果、建設コストを大幅に下げることができます。一種、既製品のようなもので従来工法では約二ヶ月程度かかっていたものが設計期間も約一ヶ月から一ヶ月半に短縮することができ、消火設備等の簡略化によってコストを下げることができます。
一方で建物と駐車場を併設したものは個別認定を受けることで作ることができます。この場合には取得までに掛かる時間が約半年と長めですが、消火設備が簡略化することができるメリットがあります。一方で認定駐車場を作るためには、これらの設備を販売している企業に依頼する必要があります。鉄骨関係の商品を扱っている企業のほか駐車場を展開している企業が提供しています。