認定駐車場についての説明

日本政府が法律によって定めた防災や構造、安全性における非常に高い基準をクリアし、国土交通大臣から認められたものが認定駐車場と呼ばれています。これには一般や個別などといった種類が存在し、その種類ごとに基準や構造などが異なってきます。一般部門では、防火設備や構造計算適合性の判定などといった基準によって定められます。個別部門では、限定された敷地及び物件のみに適用されるものであり、一般部門よりも自由度の高い設計が可能となっています。

国土交通大臣から認められる認定駐車場には、他に防耐火部門と型式適合部門があります。防耐火部門では3階建て以上の駐車場が認定対象となっています。防火区画不要や耐火被覆不要などといった緩和条件を受けることができ、土地の有効活用やより効率的な設計プランニングが期待できます。型式適合部門では、設計構造に関する部材や設置条件が審査対象となっています。

それらの審査を通過すると構造計算適合性判定の審査が免除されるため、建築確認の申請期間を大幅に短縮することができるようになります。認定駐車場の設計に掛かる期間は、それぞれの部門ごとに異なってきます。一般防耐火では約1か月半、一般型式適合では1か月ほど掛かります。また個別部門ではおよそ半年の期間が必要となります。

それぞれの延床面積は一律で各階4000平方メートルが最大となっており、延焼対策は1メートルから3メートル以上に決められています。

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