マンションや商業施設などに駐車場を設置するには、場所が限られている為、スペースを有効活用する必要があります。顧客や利用客が使っている車のタイプは様々であり、バイクを利用している人もいます。停められる台数が多いほど、車やバイクで来店する人々を囲い込む事が出来るので、多くの台数を駐車出来る駐車場があるのが望ましいです。マンションや商業施設などの設置面積が限られている場所で、多くの車を駐車出来るようにする方法として、一般的に採用されているのが立体駐車場です。

立体駐車場は、設置面積が少ない場所でも上階へエリアを増やしていく事で、多くの車の駐車スペースを確保出来るようにします。立体駐車場には、自走式と機械式があります。自走式はドライバーが車を駐車スペースに移動させるものであり、機械式は駐車装置を使って移動させるものです。機械式は油圧装置やモーターやパレットといった組み合わせで構成されているので、最大駐車数は20台から30台ぐらいの規模までは対応する事が出来ます。

自走式は、建物内に駐車エリア毎を結ぶスロープで接続されているので、機械式のような大掛かりな機械を設置する必要が無く、階層を増やし易い作りになっています。大規模な駐車スペースを用意したい時には、自走式立体駐車場が採用されるのが一般的です。立体駐車場は、狭い場所でも多数の車を駐車出来るのがメリットであり、商業施設など多数の来店客を見込んでいる場合、集客にも大きな効果があります。